何
Github Actionsには、公式が用意しているビルドサーバー(ホステッドランナーと呼んでいます)以外に、自前でビルドサーバーを用意できる機能があります。
これを「自己ホステッドランナー」と呼びます。(そのまんま)
これを使えばいくらでも自前のサーバーでビルドをすることができるようになります。
主なメリットとしては、次のような場合に使用します。
・Github Actionsの無料枠を使い切っていて、さらに大量に使用したい場合
・デプロイ先サーバーが外部から接続できないネットワークにある
特に2番目の理由で有用なのですが、これの機能には1つ大きな問題点があります。
ユーザーに紐づけられない
紐づけ先
そう、この自己ホステッドランナー、次の2パターンの紐づけ方しかできません。
・Organizationごと
・リポジトリごと
ユーザーに紐づけられないため、既存のユーザー固有のリポジトリは、リポジトリごとにサーバーを構築するか、Organizationに移行しなければいけません。
基本的にはOrganizationを選べば良いですが、リポジトリの移行が少々面倒ですし、リンクが変わってしまいます。
既存のユーザー名を使用する場合、新たにユーザーを作成する必要もあり、少々嫌な方も多いかもしれません。
この点に関しては最大の注意点です。
インストール手順
基本的に公式の手順に従っておけばなんら問題がありません。
日本語化もされており画面キャプチャもあり非常に分かりやすいです。
スペック
以下のスペックのVMで動作することを確認しました。
OS: Rocky Linux 8.10
CPU: 1コア
Memory: 4GB
Storage: 10GB
インストール
以下の手順を参照して自己ホストランナーをインストールします。
常駐化
上記の手順では起動時しか使用できないためサービスとして設定します。
自己ホストランナーアプリケーションをサービスとして設定する
https://docs.github.com/ja/actions/hosting-your-own-runners/managing-self-hosted-runners/configuring-the-self-hosted-runner-application-as-a-service
これだけで私は使用できました。
しかし、結局私はアカウントを変えたくなくて以下のSSHの多段構成に変更してしまいました。
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