日本語の変換ライブラリ「kuroshiro」を使用する

はじめに

Node.jsで日本語をカタカナ・ひらがな・ローマ字に変換したい場合、まずKuroshiroというライブラリに行き当たります。
このKuroshiroを使ってみたのでメモとして残しておきます。

公式サイト:

kuroshiro
Japanese language library for converting Japanese sentence to Hiragana, Katakana or Romaji with furigana and okurigana m...

npm

kuroshiro
kuroshiro is a Japanese language library for converting Japanese sentence to Hiragana, Katakana or Romaji with furigana ...

アナライザーとしては「Kuromoji」「Mecab」「Yahoo」が用意されています。
しかし、Mecabはメモリー使用率が高く重い。Yahooは動作しませんでした。長い間メンテナンスされていないので仕方ないところはあります。
そのため、よってKuromojiの使い方を残しておきます。

使い方

インストール

npm install kuroshiro
npm install kuroshiro-analyzer-kuromoji

コード

コードは次のようになります。
公式のマニュアルとは違いasync-awaitを使用しています。

const Kuroshiro = require("kuroshiro")
const kuroshiro_kuromoji = new Kuroshiro();
const KuromojiAnalyzer = require("kuroshiro-analyzer-kuromoji");
kuroshiro_kuromoji.init(new KuromojiAnalyzer());

async function kanji2yomi_kuroshiro(text) {
    result = await kuroshiro_kuromoji.convert(text, { to: "hiragana" });
    //console.log(result)
    return (result)
}

Expressの場合は次のように使えばいいです。

router.get('/kanji2yomi_kuroshiro', async function (req, res, next) {
    res.send(await kanji2yomi_kuroshiro(req.query.text))
});

品質について

少し試した限り、あまりKuromojiの品質は高くありませんでした。
固有名詞に弱く、「筑波山」を「つくばやま」にしたりします。

このあたりは、Yahooの方が品質は高いと思います。
より品質を求める場合はMecab方式で固有名詞の辞書を用意した方がいいでしょう。

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