LibreTranslate とは
LibreTranslate とは、OpenNMTという機械翻訳プラットフォームを使用した、「argos-translate」というPythonベースのOSS翻訳エンジンを元に、WebUI/WebAPIとして作成されたOSSです。
つまり、OpenNMT -> argos-translate -> LibreTranslate という依存関係になります。
LibreTranslate を使用するメリットとしては、洗練されたWebUIが使用できることと、WebAPIがあるためPythonに限らずクロスプラットフォームで使用できることにあります。
環境
OS: Ubuntu 20.04
CPU: 4Core
Mem: 8GB
SSD: 100GB
インストール
以下のコマンドを実行してインストール・実行します。
# ユーザー作成
sudo su
useradd libretranslate
mkdir /home/libretranslate
chown libretranslate:libretranslate /home/libretranslate
usermod -aG sudo libretranslate
passwd -d libretranslate
su libretranslate
# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/argosopentech/LibreTranslate-init.git ~/LibreTranslate-init
# 依存パッケージをダウンロード
~/LibreTranslate-init/setup.sh
# libretranslate のオプション
# --load-only 使用する言語を指定する。指定しないと全言語をダウンロードするため非常に時間がかかる
# --host サーバーのホスト名。今回はローカルで使用するためIP指定とする。ip aで確認
# 念のためsudoで実行した方が良いかもしれない
sudo ~/LibreTranslate/env/bin/libretranslate --load-only en,ja,zh,zt,ko --host 10.20.5.9
# 常駐化
# サービス化、nginx登録など
~/LibreTranslate-init/run.sh
# 結果確認
sudo systemctl status libretranslate
動作確認
サーバーのIPアドレス直打ちで、http://10.20.5.9/ にアクセスするとページを表示できます。
LibreTranslate のデフォルトは5000ポートですが、nginxで転送しているため、80番ポートで接続する方式となります。
品質
OSSですから過剰な期待をするのが間違いなんでしょうが、正直あまり品質はよくないですね。
Google翻訳より低い程度の翻訳品質だと思います。
helloが「ログイン」になる:
ほかの方の比較でも、同様の傾向が見て取れます。
「Hello」argos-translateが「お問い合わせ」って・・・
参考
公式
https://github.com/LibreTranslate/LibreTranslate
Ubuntu用のインストールスクリプト
https://github.com/argosopentech/LibreTranslate-init
argos-translate
https://github.com/argosopentech/argos-translate
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